ノコギリヤシは、アメリカのフロリダからテキサスにかけて広く分布するヤシ科の植物。名前のノコギリの由来は、葉の緑がギザギザしているからです。
アメリカ先住民は、古くからこの果実を常食としていて、また喘息や気管支炎、泌尿・生殖器のトラブルの治療や強壮薬として使ってきました。
一般には、男性のハーブとしてみなされているが、エストロゲン作用が期待されているノコギリヤシは、女性のためのハーブ治療にも有効です。
男性には、前立腺炎、性欲低下、勃起不全、精力の改善に使われ、女性には、不妊症や性欲低下、乳汁不足、生理痛など、また、乳房増大刺激のためにも使われています。
また、ノコギリヤシは脱毛の予防にも有効とされ、AGA治療の補助的な役割でも使われています。
男性ホルモンであるテストステロンが、5αリダクターゼによって、悪玉のDHT(ジヒドロテストステロン)に変換させるのを阻害する作用があります。ノコギリヤシには、このDHTの生成を阻害する作用があるので、男性型脱毛症(AGA)の予防効果にも期待されています。
つまり、プロペシアと似たような作用があるということです。
また、膀胱頸部を強くし、前立腺肥大を減少させる効果があることから、「植物カテーテル」という俗称がついているそうです。
ノコギリヤシの効果効能
- 前立腺炎の改善
- 勃起不全の改善
- 精力の改善
- 脱毛の予防
- 不妊症対策
- 乳房の増大
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